続・天使が舞い降りた。
「前から思ってたんだけど…」
「は、はい?」
「潤一くんてさ、凛ちゃん…」
「!?」
俺はドキドキしながら監督の言葉を待つ。
「凛ちゃんの、ファンなの?」
「へっ?」
監督の的外れな読みに俺は拍子抜けしてしまう。
一瞬バレたのかと思った…。
「そ、そうです…。実は!!」
俺は適当にそう誤魔化して笑顔を作る。
小林監督は「そうか、そうか」と1人納得した様子。
「あ、本題ね。曲どう?」
「大体仕上がって…」