双子悪魔のホームステイ



「ク、クレイ君……ディザス君は何を……?」


「ちっ……来やがるぜ。動くんじゃねえぞ、二人共!」


結祢の質問には答えずに、クレイは早口で命令して左手をクロスネックレスに当てた。



「防護魔法、シェルハウス!」


クレイが魔法を発動させるのと、



「……。」


ディザスが手招きするように右腕を下げるのはほぼ同時だった。


雨が止み、代わりに暗黒のオーラを纏った数十本もの矢がクレイ達三人に降り注ぐ。



「きゃあ!」


「大人しくしてりゃ当たらねえから、騒ぐんじゃねえ!」


思わず両腕で頭を覆ってしゃがみこんでしまった結祢を、クレイは青い瞳を細めて叱り飛ばす。
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