双子悪魔のホームステイ



「クレイ君……ディザス君……。どうして、決闘を受け入れたんですか?ティディさんだって、きちんと説明すれば誤解だってことをわかってくれるはずでしょうに……。」


「……あながち、誤解ってわけでもねえからな。」


「えっ?」


「何でもねえよ。」


クレイははぐらかすように言うと、トライプの方へ歩み寄って何か耳打ちをしていた。



(誤解では……ない?お二人は本当にロールさんのことを……。)

「ディザス君!今のクレイ君の言葉……冗談、ですよね……?」


「……。」


結祢の質問に、ディザスは黙って目を逸らすだけであった……。
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