夜空と夜桜
「萩原さ…!」
夏琉ちゃんの声が微かに聞こえた
咄嗟に振り返ると…
「夏琉ちゃん…!」
人ごみの中に、今にも泣きそうな夏琉ちゃんがいた
とりあえず、ナンパはされてないみたいだな
俺は、人ごみの中から夏琉ちゃんを引っ張り出し、人が少ないところまで連れて行く
…ちなみに、腕を引っ張ってるんだけど、最初、ちょっとだけ拒まれた
「はぁ…」
夏琉ちゃんの腕を離し、夏琉ちゃんを見る
申し訳なさそうに俺を見る夏琉ちゃん
俺は夏琉ちゃんと目線が同じになるように少し屈む
「ごめんね?
置いてって…
大丈夫?」