夜空と夜桜
ここは友達として聞くべきでしょ
「…だ、誰にも言わない?」
上目遣いであたしを見る
「…もちろん」
第一、そんなことを言う相手がいない
「…とも…や……さん………」
……………
「ごめん、もう一回言って?」
「…智哉さん!!」
…はっきり聞こえてしまった……
「智哉って……まさかとは思うけど…
うちの智哉??」
いやいやいやいや……
「…その…まさか……デス」
それっきり俯いてしまった恋歌
きっと、顔が今までにないくらい赤いんだと思う