青春桜
桜の木の下での出会い


毎年春になると桜が満開に咲いている公園で、私と君は出会った。





――――――――――――――――――――――――――――――――。




入学式も終わって、今年から高校1年生♪


これからどんな高校生活が待ってるのかなぁ~♪



そんな事を考えながら、私は公園で桜を見ていた。


「キレイだな―――――――。」




ササ――――――――――――――



「んっ?」



ふと気になった方に目をやると、私と同い年くらいの女の子が遠くの方を眺めていた。



桜の花びらが舞い散ると共に、黒髪で肘くらいありそうな長いサラサラの髪が風になびく。




私の視線に気付いたのか、長い髪の女の子はこっちを向いた。



やっ、やばっ!
見てるのバレたぁ!?



すると、満面の笑みで私の方に小走りで来た。




「ねぇ?」


「はっ、はぃぃ!?」


「同じ高校だよね?」


「えっ?」


「ほら、制服同じ♪」


「あ…ほんとだ……」



よく見ると、髪の長い女の子は同じ高校の1年生みたいだ。




「あたし、長上真明李(ナガカミマアリ)!あなたは?」



長上…ながかみ…長髪…
おもしろ……(←おいおい……)



「えっと、野々田桜(ノノダサクラ)!桜って呼んでね♪」


「あたしの事は、真明李って呼んでね♪」





























< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop