Are You There?
それから、あたし達は先生と別れて教室に戻ってから、次は体育だから泉とも別れて、ジャージに着替えてグラウンドに向かった。
「あんなこと言われても逆にあたし達が敬語使わなきゃいけないみたいだね。」
「うーん、そーだね。」
「なーんでっ、あーゆー性格なのに、教師になんてなったんだろぉね。」
「うーん、そうだね。」
「愛美なんか変だよっ?」
「うーん、そーだね。」
「聞いてないでしょ?」
「きーてるよー。てか、ほのか、その人話ばっかしないでくれる?」
「でもさっ、メガネ外して、前髪もうちょっと切ったら、カッコよくなると思うなぁ〜。ねっ、愛美ちゃんっ。」
「知らないっ!」
ほんっと、2人して何考えてるんだか。
あたしは、あの先生すっごいイライラするだけなんだけど。
「コラ〜、そこの2人ちんたらしてないで、早くこぉーいっ!」
「「は、はぁーーいっ!」」