Are You There?




「・・・あのさ次100m走あるよ。」



「・・・・。」



「すっごいみんな見てるし離して?ね?」



「ん゛ん・・・。」



渋々離してくれた。




「もー!いやっっ!!」



「ほら、行くよっ。」



駄々をこねるほのかを引っ張り、無理矢理次の場所へと移った。





あたしとほのかは身長差があるから、ほのかの方が先に走る。



何度も不安そうな眼差しでこっちを見ている。





ついにほのかの番が。




最後の最後まであたしの方を見て、走ってった。




< 18 / 27 >

この作品をシェア

pagetop