Are You There?
「ふふっ、おもしろい子ですね、横田さんて。」
「まぁ、呆れることばっかだけどね。」
「まっ、入学そうそう楽しそうでいいです。」
先生は眼鏡の奥でニコッと笑った。
いや、微笑んだ?
「じゃあ、氷を。」
お次に先生は立ち上がり、冷凍庫から氷を取り出した。
「あっ、もう一個椅子あったほうがいいですね。」
椅子を持ってきて、
「足乗せてください。」
あたしは先生の言う通り素直に痛めている足を乗っけた。
すると、先生はあたしの足首に氷を乗せた。