悪魔? or 天使?(上)

消えない汚れ






「何か言えよ」




屋上に連れて来られてから5分程経過した。




その間あたしは一言も話さず、



それが黒崎の苛立ちの原因にもなっていた。





「聞いてんのかよ」




黒崎の口調が強くなる。




「龍」




思わず優斗君が黒崎を止める。




「美玲ちゃん。どうしてあんなコト言ったの?



本当は美玲ちゃんがやったんじゃないでしょ?」





優斗君は至って優しい口調で諭すように尋ねる。




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