悪魔? or 天使?(上)
「あたしは、サイダー」
辛苦を噛み殺して笑う。
心なしか、崎山さんの瞳が濁っていくような気がした。
無論、そこまであたしの目は良くないから確証はない。
「そうだ。崎山さぁ、お金あるならここにいる全員分のカラオケ代払ってよ」
「そうだねぇ。
確か崎山ちゃんってぇ、パパが部長さんとかだっけぇ?奈々のパパが誉めてたよぉ」
意味がわからず崎山さんに視線を移すと、彼女は小さく震えていた。
どういうことだろう。