恋の味
─はじめて─

突然─



はじめてはいつも突然だ
今からおこるなにもかも。




『ねぇ、いいぢゃん!!ちょっとくらい〜』



そう。これはホント数分前…



『ねぇ〜今日たくやと帰るから一緒に帰れないやまぢごめんねぇ』

今話し掛けてきたのは友達の水谷由佳。
そしてたくやとは
由佳の彼氏のことだ。

「大丈夫さあ〜★ラブラブうらやましいーよ!」

そして私が高校1年15歳、柳本くるみだ。



まあ、そんな感じで1人でゆっくり学校を出ようと思っていたら校門寸前の所で男に声をかけられたっ





『ねぇねぇ、1年B組の柳本くるみちゃんだよね!?』



その男はみため、いかにもチャラい人だった。


「そーですけど」

『やっぱり!?俺隣のクラスの伊藤俊。1人?ダチもいるけど一緒に帰ろーぜ』



はっ!?初対面のヤツと
誰が帰るかよ。
ムリムリムリムリ



「遠慮します。」
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