私と友達との三日間
俺は、心にポッカリ穴があいたまま、家に帰った。

「ただいま~…」

「おかえり~」そう言った母さんは喪服を着て忙しそうにしていた。

「ん?だれか死んだのか?」おれは聞いた。すると、

「拓海…落ち着いて聞きなさい。この通夜は李柚ちゃんのよ…」…は?なに言ってるんだ?

「冗談よせよ!第一、李柚はイギリスだろ?」そうだよ!イギリスにいるんだ!

「うそじゃないのよ…李柚ちゃんの乗っていた飛行機が墜落して…」…うそだろ?


俺は、信じられないまま通夜へ向かった。






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