DOLL†HOUSE



−†次の日†―




日曜日で学校が休みの翔平は昼過ぎまで寝ていた。


起きてリビングに行くと誰もいない・・・と思ったら叉奈がいた。




「翔ちゃん、こんにちはー」



「・・・なんでいんだよ」



ソファーに座ってポッキーを食べながらこちらを振り向いた。


翔平は眠たい目を擦りながら冷蔵庫からりんごジュースを取り出した。




「今日は翔ちゃんとデート「しねぇよ」・・・遊ぼうと」



叉奈がルンルンとして言った言葉を話しの途中にもかかわらず否定した。




「遊ぶのもやだ。めんどくさい」



「ケーキバイキングの半券があるんだけどな〜」




「・・・」





リビングから出てまた寝ようとした翔平だったが、叉奈のケーキ発言に足をとめた。



ソファーでは勝ち誇った顔の叉奈が翔平を見ていた。
< 12 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop