愛しのマイ☆ドクター
外出許可

作詞

「カードありがとう おやすみ」

と返信してその夜はベッドに入った



次の日の朝の回診で

顔を会わせても

そのことにはあえて

触れないようにした



でもこの頃には

僕は自分の気持ちはもう

よくわかっていた



10歳も年下の

まだ中学生の女の子に

本気で恋していた



彼女に夢中になっていたと

言ってもいいくらいだった



でもその気持ちを

どうするべきなのか

わからなかった



僕は普通に女の子と

つきあったこともなかったし

女の子からコクられたことも

今まで生きてきて

まったくなかった



それになんといっても

僕は医者で

彼女は患者なのだ



分別のない行動を

するべきじゃないと

自分を戒めた



なので患者としての

美羽の外泊希望をどうするべきか

朝イチで院長先生のところへ

相談に行った

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