青柳高校生徒会補助役員!!〜中〜
茶道部先輩:
「こっちこっち♪」
茶道部先輩に連れられ、今度は部室の隅にある個室に案内された。
桜庭:
「これは………??」
橘:
「……………」
(マジかよ………)
部屋の中心には、木材で出来た大きめの障子が積み重ねられていた。
それも障子紙が貼られていないものばかりだ。
茶道部先輩:
「キミ達には、この障子紙を貼ってもらいたいワケよ♪」
茶道部先輩は近くの棚からカッターとノリを2つ、そしてクルクルと巻かれた大きな白い紙を私達に手渡す。
茶道部先輩:
「では♪期待してるよ〜!!??」
桜庭:
「ちょっと……でも私達、障子紙なんか貼ったことないですよ……!!??………………ないよな……………????」
橘も黙って首を縦に振る。
欅:
「そのことならご安心を………めぐちゃんから、これを承りましたので………」
欅先輩はブレザーのポケットから、四つ折りになったプリントを取り出し、私に手渡した………