手紙

あたしはゆっくり話し終える

新井田くんは優しく笑った

「俺はなんも上手いこと言えないけど
いつでも話聞くからさ、

泣きたいときは泣かないとな!」

って、軽くだけど優しい言葉で
その言葉で止まらなかった涙が笑みに変わる


新井田くんは優しさの成分でできてるんじゃないかって本気で思う

やっとちゃんと目に最初に映ったのは

夕焼けのオレンジ色に
綺麗に縁取られた新井田くん

「・・・きれい」

思わずこぼれた言葉
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