大スキ.
「どれ?」

いろんな人が邪魔して見えない。

「えっーとぉ~1、2、3…あっ、左から12番目の人」

「あ~あの人…あんまかっこよくないじゃん」

「そおぉ?顔見えないけど後ろ姿かっこ良くない?」

呆れたから沙姫を無視する。

いつの間にか校長の話が終わっていた。

「それじゃあ6組から退場して下さい」

6組が体育館から出て行く。

「綾、次始業式だよ~!楽しみだね♪」

「何?あたしの兄ちゃんに会えるから?(笑)」

「ちがうも~ん♪」

沙姫はあたしの兄ちゃんの事が好きだった。

今は好きじゃないらしいけど。

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