彼氏は芸能人!?
「先生?」

「何ですか?」

先生と私のベッドの中で、
抱き合っている時に、
私はふと昨日の涙を、
思い出したのだ。

「何故昨日泣いたのですか?」

「・・・・」

何も言わない先生に、
私は聞いてはいけない事を
聞いたのだと思ったので、
私は直ぐに謝った。

「すみません。」

「気にしないで。
家族とケーキを食べた事が、
1度も無かったから。」

私は驚いた。
先生の口から思いがけない
言葉を聞いたから。

「1度も?」

「ええ。
嬉しかったのです。
僕は大学まで奨学金を貰って、
生活費も自分で稼いでいます。」

先生の過去を聞いた事は、
無かったけど、
あまりにもビックリした。
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