彼氏は芸能人!?
「君と初めて会った時、
何だか運命を感じた。
俺は確かに芸能人だから、
普通には会えないかも知れない。
けど、自分の本当の姿を
君だったら見せれるんだ。」

輝は私の肩から手を離して、
私を抱きしめた。

「好きだ。愛している。
俺の彼女になって欲しい。」

「・・・・」

私は驚きと同時に、
声が全く出なかった。

「琴?やはり嫌だよね。
芸能人が彼氏なんて。
芸能人だって普通の人間だ。
恋もするし感情もある。」

「うん。」

輝は私から体を離して、
肩を持って聞いてきた。

「もし。俺が嫌いで、
付き合いたくなかったら、
俺が目を瞑っている間に、
消えてくれ。」

輝は涙ながらに、
私に言ってきた。

そして輝がカウントしだした。
< 68 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop