Love and you



エレベータを待つ間、何度かアイツから喋りかけられたけど、すべて無視。


そしたらいきなり肩を掴まれた。


「・・ちょ、何よ!!」


そう喧嘩ごしに振りかえると、思いもよらない人物だった。


「あ、ごめん。おはよう」


少し困ったように眉を下げながら、愛しの彼が後ろにいた。


「あ、いや、あの、すみません・・・おはようございます」


「調子はよくなったの?」


「おかげさまで、ご心配おかけしました」


会社の顔。


今日はちゃんとできてる。


でも・・、課長にあんな風に言っちゃうなんて。


最悪。



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