ひまわり









「ねぇ、歩くの速い!」









「あぁ…
わりぃ」









「それと…
手を離してくれない?」









さっきまで腕を掴んでたんだけど…



いつの間にか手を繋いでいた。











「無理
麗のバイトの店は、どっちだよ?」










無理って何よ?


恥ずかしいだってば!!



それに…
さりげなく麗って呼び捨てで呼んでるし…。



って!
何、考えてるのあたし!






桐島先輩をどうにかしなくちゃ…




バイト先を知られてくない。




それに、あたしに関わって欲しくない。











「本当にいいから
桐島先輩は、帰って下さい。」











「俺のことは、奏って呼べよ?
いいからバイト先教えろ」










< 25 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop