Time to be in love
「戸締りとかしっかりな」



「分かってるって」



引越し作業が終わりなんとか人が住めるようなところになった。



後はダンボールの中身を入れていくだけの段階。



ここから美穂の新しい生活が始まる。



「美穂って誰かが止めないと無茶したまま突っ走るから怖いんだよ」



「あたってるから何もいえない」



「じゃあ」



「うん、一年後」



俺たちは1年という長いときを思いながら生活していくのだ。



信じあいながら。



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