ツンデレ★王子 -2nd-
そう思って後ろを振り返った。

誰かと目が合う。


「せ…先輩!?」


目の前に先輩がいる。

飲み物を買いに行ったらしく、手に缶を持っていた。

先輩があたしをジッと見る。

それに気付いてあたしは恥ずかしくなった。


「み…見ないでください!」


こんな体…

…見たら絶対がっかりする。


ボト……


何かが落ちる音がした。

見ると砂浜に先輩が持っていた缶が落ちている。
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