ツンデレ★王子 -2nd-
いつもと同じ道を、いつもと同じように話しながら帰る。

友達と…

神谷くんと一緒に…


「…愛里ちゃん」


でも…

…今日は違うみたい。


「ん?」


気付くと神谷くんが真剣な表情で止まっていた。


「どうしたの?神谷くん」


呼んでも歩こうとしない。


「僕と…」


それはとても小さくて…

それでもその声は、あたしにスッと入ってきた。
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