忘却は、幸せの近道
最初に嘘をついたのは、私?


家族のせいじゃなくて、私のせい?


私が偽らせた?


忘れることが幸せだと願ったのは、私?


真実から逃げたのは、私なのかも知れない。


幸せになりたいって、思ってたのは私。


だから、記憶をなくしてやり直したかった?


それで、卓に依存したいのかな?


卓しか頼れない。


そんな状況に追い込んで。


卓が私を捨てれないように。


最悪な状況にしたんじゃないかな?


それなら、納得かもしれない。


私が望んでしまったから。


みんなは、それに合わせてくれてるんだ。


わがままな私でごめんなさい。


私は、やっぱり必要ないんじゃないかな?


私がいるから傷つける。


私がいるから気を使わせる。


私がいるから苦しませる。


そんな最低な人間。


必要ないじゃないか。


わかってしまった。


私が悪いんだ。


もう一度、こう願うことをごめんなさい。


私は、ここにいれない。


.......。


あれっ?


もう一度って、なに?


私、もしかして.....


信じたくないけど、そうなのかもしれない。
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