ビター恋愛~過酷な試練~㊤



レンはいじっていた私の髪を手からするりと離した。



ちょっと寂しかったのは気のせいだろうか。



緊迫した空気が狭い洗面所に流れる。



すぐ横のリビングにはお父さんとお母さんがいるのに。こんな・・・。




「――背中と首筋に痣があること。」



私の肩に顔を寄せて、耳元でそっと囁いた。



それも指で痣のある場所をたどりながら。



不覚にも身体が反応してしまった。





「んっ・・・」




それともう一つ。



腕に青い小さな痣があるのは知ってたけど・・・。



ってゆーか!!なんでレンが知ってるわけ?!



「何で知ってんの?!私も知らなかったのに!!」



「ん――俺、愛子の兄貴だもん」



何で知ってるのかっていう深い疑問。



「関係ないでしょ―――っ!!」




腹立つぅ・・・・(怒)



< 17 / 262 >

この作品をシェア

pagetop