ビター恋愛~過酷な試練~㊤
レンはいじっていた私の髪を手からするりと離した。
ちょっと寂しかったのは気のせいだろうか。
緊迫した空気が狭い洗面所に流れる。
すぐ横のリビングにはお父さんとお母さんがいるのに。こんな・・・。
「――背中と首筋に痣があること。」
私の肩に顔を寄せて、耳元でそっと囁いた。
それも指で痣のある場所をたどりながら。
不覚にも身体が反応してしまった。
「んっ・・・」
それともう一つ。
腕に青い小さな痣があるのは知ってたけど・・・。
ってゆーか!!なんでレンが知ってるわけ?!
「何で知ってんの?!私も知らなかったのに!!」
「ん――俺、愛子の兄貴だもん」
何で知ってるのかっていう深い疑問。
「関係ないでしょ―――っ!!」
腹立つぅ・・・・(怒)