君想う



怜君が今までにないぐらい怒ってる。




「じゃああの子は?あの子は何で怜のそばにいるの?」




女は私を指差した。




「あいつは………」




声を小さくしたのか続きが聞こえなかった。



女は笑っていた。




「仕方ないわ。身を引くわよ。」




え…。




「バカみたいなことしてごめんなさいねー。」




と言って、女は去って行った。
< 69 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop