金髪の君*完結


「銀、帰るよ。」


銀の背中を押して教室のドアに向かう美穂。
私達にウィンクをするのを忘れずに…


「よーし、私達も帰ろうか!!」


アッキーに声をかけ、席を立つ。


美穂と銀が付き合いだしてから4人で帰る日が多くなった。


「ほらー!2人共早くー!」


後ろを振り返り叫ぶ美穂。


「帰りにアイス食べて帰らない?」


美穂に駆け寄る。


「げっ…」

「いいねー!」


「俺食えねからパス。」


「じゃぁ、銀は先帰ってね!」


「はぁ?おい!美穂待てよ!」


今では当たり前になった帰り道。


「よーし!美穂、アッキー、銀くん抜きでアイス食べに行くぞー!」


「はっ?あ、葵ちゃん?」


毎日が楽しい。





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