金髪の君*完結
見つめ合ったまま言葉を発しない私達を乗せたゴンドラは、ゆっくりと終点に着き
「お疲れ様でしたー!!
足元にご注意くださーーい!」
係員の明るい声と共にドアが開いた。
「--っ…」
係員の声に、慌て頬を濡らす涙を手の平で拭った。
--そして…
ガタンッとゴンドラが揺れ、私は開いたドアに駆け出した--…
「--あおっ!!!」
後ろから聞こえた心の焦った声に、反応することなく係員が抑えているドアから飛び出した。