本当の愛
「お父さんに…そんなこと言わないの…」

泣きながらお母さんは言った

昔から手だけは出さなかったのに…

お母さんに殴られた瞬間私は決心した

『家を出ていく』と


「こんなやつ…お父さんなんかじゃない
親じゃないよ!!!!
私を褒めたこと一回でもある!?
ないじゃん!!
もう我慢の限界だよ…
お母さんまでこいつの肩持って…」


「妃菜李…」

あいつが名前を呼んだ


「何勝手に呼んでんだよ」


思いっきり睨んでやった

そして私は部屋に戻り

ケータイと財布をスクールバッグにほうり込み
肩にかけてから
母親の横をすりぬけ言ってやった

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