本当の愛
「はーあ、どこ行こう…」


思い切って家を飛び出したのはいいけど
今の状況じゃどうすることもできない


時刻は夕方の5時
春だからまだ少し明るいけど
きっともうすぐ暗くなる

制服姿で持ち物はケータイと財布だけ


とりあえず近くにあった公園のベンチに腰かけた


「奈美…は合コンかぁ」


奈美に電話しようとしたけどやめた


イケメン探しした日は必ず夜まで合コンするからな…

電話も出ないし


「どーしよー!!!!!」


公園で叫んで頭を掻き乱していると声が聞こえた


「…妃菜??」


そこにいたのは


「青葉…っ」


青葉だった


「どしたの??制服で公園にいて叫んでるって(笑」


「えーっと…これは…その…」


最悪…めちゃくちゃはずい…


「でもそろそろ帰った方がいいんじゃない??暗くなるよ」


「帰るとこ…ないから…」


「え…??」


げ!!
なんてこと言ってんの!!


「いや!!なんでもない!!帰るね!!」


「…る??」


青葉がボソッと何か言った


「え??」


「俺んち…来る??」
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