Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






茫然と眺めていた疾風も、少し口の端を上げて笑っていた壱夜も、日向の後に続き教室を出て行って、あたしも慌ててその後を追った。


廊下に降り注ぐ太陽の光が眩しくて、思わず顔をしかめる。


少し先を歩いていた三人を見つけて走り寄ると、日向はもう笑っていて…


『なぁ日向、さっき言ってた“その話”って何なん?』


「ん?何の話や?」


…あたしが聞きたかった事は、上手くはぐらかされてしまった。







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