Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





『イチ…辛くない?』


精一杯の頑張りで出した声は、周りで鳴く蝉達よりも小さくて、壱夜に届いたのかすらも分からなくて…


「あぁ、だってお前にも出会えただろ?」


直後に上から降り注いだ壱夜の優しい声に、堪えていた涙がボロッと零れた。


不安で一杯だったあたしの心に、まるで壱夜の声は浸透していくように思う。


『うちも…皆と出会えて嬉しいんや』


目を両手で押さえて震える声で言ったあたしの頭に、静かに壱夜の手が乗った。


―――そしてあたしはまた今日も、人間は愚かで儚い……未熟な生き物だと思う。


でもだからこそ、こうして他人と手を取って協調することを学んだのかもしれないけれど…。





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