Heavenly sky-あたしと君に残された日々-





…その言葉に、教室中が静まり返った。


壱夜がゆっくりと立ち上がり、椅子を動かす音が鮮明に聞こえる程だ。


いつものようなゆったりとした動きで、壱夜がドアの方へ歩いて行く。


「中庭?」


「お、おう」


冷静に聞き返す壱夜に対して、辻本君は動揺しながら言い、その答えを聞くと教室を出て行く。


『日向っ…』


固まっていたあたしも教室を飛び出すと、少し前の壱夜の背中を追った。







< 528 / 841 >

この作品をシェア

pagetop