相想相愛
運命のいたずら
━翌日 学校
「優衣ちゃん、おはよう♪」
「先生!おはようございます★」
「優衣ちゃん昨日はお疲れさま。」
「すごく楽しかったです♪」
「よかった!じゃあ、授業始めましょう!」
「はい!」
「今日は、社会の公民ね?」
「は~い」

今まで、学校はしょうがなく行くような日が続いてた。
盲学校に入学する生徒自体が減っていて
友達も減っていて、楽しいと思える日が少なくなってた。
でも、直輝に出会って
友達のありがたみを改めて知って
毎日が楽しいと、思える毎日が送れるような気がしてきた。

━放課後
「優衣ちゃん、今日も1人で帰るの?」
「はい。」
「地元に帰ってから、友達に会ってるの?」
「いつもそうですよ?」
「たまには、ここまで来てもらえば?
 先生方も話してもみたいんだ。」
「わかりました。言っておきます。」
「お願いね?」
「はい!」

この時、「地元の友達に先生が会いたい」理由なんて
特に考えなかった。
でも、今思えばおかしかったんだ。
いつもそうなのに、おかしいのになんで気づけなかったんだろう・・・

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