秘恋
トイレに行く途中。
あれは知っている後ろ姿。
「智也……!!」
急いで駆け寄るあたし。
その声に反応して振り向く彼。
やっぱりそうだ。
間違えるわけないよ。
だって
あたしの自慢の彼氏だもん!
「智也…」
「ねぇ、智くん?」
智也の後ろからヒョコッと
女の子が顔を覗かせた。
智也の後ろに隠れるほどの
小さな小さな女の子。
目もクリッとして
フワフワの女の子。
花柄ワンピースの似合う女の子。
…あたしとは
正反対の女の子だった。