ひとりがさみしいなら
ふたりめの男の子
「・・・・・」

一緒に住むって・・・
なんでいきなり??

あのあと――――
裕貴くんが送ってくって言ってくれたけど・・・。
司くんが『僕がいるので大丈夫です』って・・・。
つ、司くんって、イケメン。
超かっこいい・・・。

「萌香ちゃん」

「はっっっはい!!」
「僕の事、司って呼んでね」
は!?
いきなり呼び捨て―――――!?
無理無理無理無理ッッッ!!!
いきなり呼び捨てとかまじ無理―――!!

「僕も名前で呼びますから!
ね、“萌香”」

・・・!

っっって何なのあたしさっきから!!
司くんの甘い言葉にだまされちゃ駄目!!

「っ・・・司・・・」

ぎゃー・・・
呼んじゃった・・・。

司はにっこり笑って、あたしの家に着いた。

ってまさかまさか。
ほんとに一緒に住む訳?

「いらっしゃぁい司くん♥」
お母さん・・・。
そーいえばお母さんは大のイケメン好きだった・・・。

「お風呂沸いてるわよ、誰か入るー?」
「あ、あたし入る!」

さっさとお風呂入って疲れとろーっと。
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