ひとりがさみしいなら

本当の王子様

『え―じゃあ今度は裕貴くんと!?』

「うん・・・」


麗ちゃんにも、報告した。

司と別れた事、裕貴くんと付き合った事・・・。


『じゃあ・・・今度こそ、裕貴くんが本当の王子様、なのかしらね』


本当の王子様・・・。


「わかんない・・・でも、そう信じる、よ」


『うん、そうね』


あたし。

麗ちゃんがいなかったら・・・

ここまで、心折れないで生きてけなかったと思う。


『じゃあ、またね。
応援してるわ、“2回目の恋”も』


「うん・・・ありがとう」


麗ちゃん・・・いい人・・・。
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