続・特等席はアナタの隣。
勉強が終わると、たいていお茶しながら純ちゃんとお喋りをしている。

もしかしたら、勉強よりもこっちの時間の方が長いかもしれない…。


純ちゃんとのお喋りはとても楽しい。
学校のことやテレビやファッションのこと、色々と話は尽きない。


「ねぇ、モカ先生って彼氏いるの?」

「えっ!?」

「ずっと気になってたんだよね~!私の恋バナ聞くだけで、モカ先生のは話してくれないし!ね?いるの?」

そう言って純ちゃんがグイっと身を乗り出してきた。


「う、うん…一応ね…」

一応って何だよ、と思いながらも答えると、純ちゃんは「キャ~♪」と興奮気味に目を輝かせた。



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