続・特等席はアナタの隣。
「ただいま〜」

そう言って入ってきたのは、大きな荷物を持った男の人で…。

誰だろう、初めて見る…、とじっと見つめていたら、純ちゃんとおばさんが嬉しそうに声を上げた。


「お兄ちゃん!!お帰りなさーい!!」

「優作、おかえりなさい。遅かったのね」

2人の言葉から、この人は純ちゃんのお兄さんだということが分かった。


「ちょっと夕方まで用事があったから、遅くなったんだ」

そう言ったお兄さんは、私の存在に気付いたようでこちらを見た。

「あ、お客さん?純の友達?」

「違うよお兄ちゃん!純の家庭教師の先生なの!」

「家庭教師?そりゃ、失礼。……はじめまして、純の兄の優作です」

丁寧な挨拶で握手を求められ、私も「はじめまして、浅野モカです」と、慌てて手を差し出した。


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