続・特等席はアナタの隣。
「悪いけど、引退して結構経つし、身体も鈍ってる」

「それでもいい!!」

「ちょっと待ってくれ…いくら何でも…」

「頼むっ!!1回だけっ!!監督や先輩も期待してんだよ!!マジで頼むって!!」


どんだけなんだよ…。そんなに期待されても困るが…。


はぁ…ったく……。


「分かった…。1回だけだからな…」

必死な形相で懇願してくる後藤に根負けしてしまった。


「マ、マジっ!?出てくれるのか…?」

「ああ…。その代わり、負けたからって文句言うんじゃねえぞ」

「言わねえよ〜!!」

そう言って後藤は俺にガバッと抱き付いてきた。


< 210 / 387 >

この作品をシェア

pagetop