ちぇんじ☆
「まあ、こうやって話しても解決するとは限らんし……」
「腹に何か入れた方が良い考えも浮かぶかもしれん」

 などなど、結局言いくるめられて朝ご飯を食べることになった。
 この夏休み中の定番の朝ご飯だったお味噌汁、ご飯、玉子焼きが囲炉裏の周りに並ぶ。
 こんなおかしな状況で食欲も沸かないが……もそもそと食べ始める。

――いや、驚いた。

 昨日までも十分美味しいと感じていたのだが、今朝の朝ご飯の美味しさは別格だ。
 逆に隣に座るカズちゃんは『あれ?』といった表情になっている。
 これは……体が入れ替わってるから味覚も変わってるんだな。
 いちいち驚かされることばかりだ。

 そんな格別なほど美味しいお味噌汁をすすっているときだ。
 お祖父ちゃんが会話を切り出した。
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