未定
プロローグ
僕は、特別なものを持っていたわけじゃない。
その辺の男子にも劣る、よく言えば草食系の男子中学生だ。
勉強も、運動も、注目されるような事は何一つない。
喋る事もあまりしないので友人と呼べる人物はいない。
別にいてもいなくても一緒だ。むしろ必要ない。
のんびり一人で空を見ていられたら、それだけでよかった。

よかった筈なのに。
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