ブラウン管の中の彼女~番外編~
「はい、もう一回」
「え~また~!?」
ようやく解き終えた問題は真っ赤なバッテンをつけられて返されてしまった。
さっきからずーっと勉強!!勉強!!
もうつまんなーい…。
テーブルに張り付いていると、祐一郎がシャーペンでトントンと問題を指す。
「ここ、間違ってるよ。ほら、もう一回」
「もう飽きちゃったよ~」
休憩しようよ~!!
「ダーメ」
祐一郎は珍しく譲らなかった。
「忘れてると思うけど実早は留年しかかってるんだよ?」
うっ!!
痛いところを突かれた。
0点の答案用紙が頭の中をヒラヒラと舞う。
「わかったらもう一回」
「はあい…」
勉強の鬼と化した祐一郎の猛特訓は夜遅くまで続いたのでした…。