ブラウン管の中の彼女~番外編~
「祐~!!何とか言ってくれよ!!」
実早の隣にいた祐一郎が哀れみのこもった眼差しを向ける。
太一には勝負に負けた罰として実早の荷物持ちの名誉を与えたのだ。
夏休み前の膨大な荷物をぜーんぶ肩代わり。
ああ楽チン♪
「しょうがないよ、太一…。実早ちゃんの圧勝だったじゃないか」
祐一郎がまだ文句たらたらの太一に無情に告げる。
「そーよ!!」
実早は胸を張って成績表を太一に突きつけた。
全部、80点以上。
もちろん留年も回避しました☆
愛の力のお陰ね!!
ねっ?
祐一郎っ!!
実早は祐一郎に背中から思い切り抱きついた。