バトンクッキー
これ以上続けるとボールが見えにくくなり、ケガする恐れもあるため、練習を切り上げた。
部室に戻ると水原が掃除をしていた。
「水原、先に行ってるぞ」
「はい」
原西が制服に着替えずに鞄を担いだままランニングしていく姿は慣例になっていた。
この後、二人は“コンドラ”のある港の空き地までランニングして投球練習をする。
最初のうちは部室の片付けが終るまで原西は待っていたが、あまりにも丁寧に掃除をするため先に行いくことにしたらしい。