バトンクッキー


「本当ですか?」


「大丈夫なんですか?」


 二人からの疑いの眼差しは心に突き刺さった。


「ま、任せろ!」

 大見得を切って胸を張ると、下階の方から足音が聞こえた。


「おい、三浦!てめぇ、嘘ついたろ」

 柳沢がものすごい顔をして階段を駆け上がってくる。


 三浦がおれの顔を見る。


 しまった!と思った。


 三冠王についてフォローしておくことをすっかり忘れていた。

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