愛の雫
「あのね、もし余裕があるなら、早苗ちゃんにも電話してあげてくれないかな?」


「え……?」


「早苗ちゃん、希咲ちゃんがここを出てからずっと心配してたんだ……。早苗ちゃんはもう上がってるから、希咲ちゃんから連絡があったらメールするって約束したんだけど……。希咲ちゃんの声聞いた方が、早苗ちゃんも安心出来ると思うし……」


乃依さんは、あたしの様子を窺うように続けた。


「もちろん希咲ちゃんが大変なのはわかってるから今すぐじゃなくてもイイんだけど、せめてメールだけでも……」


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