愛の雫
「ごめんっ……!」


咄嗟にそう零した後、取り繕うように続ける。


「あたし、急に何言ってるんだろ!色々あったから、どっかおかしくなっちゃったのかな?」


そこまで言ったあたしから、ハハッと渇いた笑いが漏れた。


「マ、マジで意味わかんないよね!バカじゃん、あたし!」


上手く誤魔化せるハズなんて無いのに、凪兄を困らせているんだって理解した瞬間、彼に拒絶される事が何よりも恐くなって…


笑顔を貼り付けた顔を見せながら、とにかく必死に言い訳を探していた。


< 754 / 830 >

この作品をシェア

pagetop